オモシロきコトも無き世をオモシロく

人生をオモシロおかしく

うたごえ集会にて。

昨日は出社前に長男の「うたごえ集会」に参加してきた。

奥さんは少々お疲れモードのため、私は6時半に起床して、ナスと油揚げを刻み、卵を溶く。

乱切りしたナスは、あらかじめ塩を振って油なじみが良いように下ごしらえ。フライパンで、かるく炒めたナスと油揚げに溶いた卵を回しかけ、フタをして火を通す。

起床の遅い私は、久しぶりに長男との朝食。

「朝食をだれかと一緒に食べる」これだけで学力や人間関係の形成に、重要なファクターになるなんて研究もあるようだ。晩酌ばかりに力を入れずに、分散型にせねばと釘を打つ。

二人分のご飯をよそい(盛るの方言かも・・・

卵のヤツをご飯に載せて、オカカと醤油を回しかける。

朝食を済ました長男の出発を見送ったあと、8時ちょうどに、追いかけるようにして私も出発。

奥さんの休息も鑑みて、下の子をだっこひもにぶち込んでチャリで学校へと向かう。

(「だっこひも」とは、赤ちゃんしか収納できないフロントリュック)

 

長男の小学校は、合唱に力を入れている。で、毎月のテーマ曲が学年ごとに決められており、朝の学活で毎日練習されている。

おかげで先月は、

秋田県民の私が、横浜市歌を独唱できるまでに、息子に歌を仕込まれる迷惑を被った。

そして、月ごと?に学年が割り当てられて、発表会がなされるって訳。

今回は2年生による発表。

 

「人間っていいな」

 

日本昔話のエンディング曲だから、口ずさめる方も居ることだろう。

 

 それを、

 

4回も歌う

 

同じ歌を4回も!!

 

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昨年もうたごえ集会はあったので、多少の免疫はできていたが、ヤッパリ無理。

 

1回目:発表する学年のみで合唱

2回目:全校生徒で合唱

3回目:退場用に発表する学年のみで合唱

4回目:親御さんの撮影用に、おかわり

 

呆れた挙げ句に、息子の写真を一切撮らずに、撮影に夢中な父母を激写する始末・・・・・・。

 

毎度ながら、協調性のなさと性格の悪さを思い知る。

 

俺の目には、こんな映像。 

 

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ファインダー通して、我が子の成長を見る。

記録の鬼。

 

記憶を大切にすることはできないのだろうか・・・・・・。

 

価値観は人それぞれだろうが・・・・・・。

 

ひとつだけ伝えたい!

 

動画再生したときに後悔するなよ!

 

肉眼で見て、記憶しなかったことを!

 

だって、

 

君たちが録画中の後ろで、

 

俺と赤ちゃんが、

 

歌っている & 騒いでいる声、

 

(あぁー!! うぅう゛ー!! 的なモノ)が、

 

 

記録されているのだからな!

 

 

「人間っていいな」って、人間にしか言えないサムさ。

 

 

おわり

「見ちゃいけないよ!!」って思えば思うほどに「絶対見るわ!!」

こんにちわ。
いしまんです。

休日の出来事。

あらましだけ話すと、公園で見かけた家族のサブい感じについてなのだが、単純にアウトプットすると結構反感ものかなぁと思う……。

 

朝から奥さんは「なんとか数秘術」と言う占いセミナーに参加するため、俺は終日子守の休日。

俺+息子(7才)+息子(1.2才)。

毎度思うのだが、一日中赤ちゃんのお世話は緊張する。
特に母乳育児に慣れてる赤ちゃんは、ミルクに対する反応が悪い。普段からミルク慣れしていれば、こういった時に男親や赤ちゃんを預かる立場の人は助かると思う。

お母さんを斜めに見ると、赤ちゃんが泣いても「おっぱい」さえあげれば何とかなってる感じに見受けられるのだ。

 

赤「おぎゃー! ふぇ~ん!」

母「おう。おう。おぅ~!」

(おっぱい。どぉ~ん!!)

 母「これが目に入らぬか~!!」

赤(それです!! それを待っていたのでございます!! ははぁ~ パクッ)
(これさえあれば、な~んにもいらないっ!! さすが母上様です!!)

 

つまり男親には、「おっぱい」に太刀打ちできるモノを何ひとつ持っていないのである。母乳に洗脳された赤ちゃんを、付け焼刃の「ミルク」ごときであやせるほど、男親はスキルを持ち合わせちゃ~イナイ。

そんなこんなの緊張感を抱きつつも、一日が始まったわけなのだが、奥さんは解決をひとつ授けてくれた。

それは、「刺激」。

我が家の1.2才児は、暇になるとグズリ始める。

そして、一度グズると再起動かけるのは難しい。
我が家における定番の再起動は、そう。黄門さまの印籠(おっぱい)。

では、具体的にどのような「刺激」を与えるかと言うと。
同じような年頃の赤ちゃんが、大量に囲われた施設を利用するのだ。

兄弟でも多少は「刺激」になってくれるのだが、現実はそこまで甘くはない。年が離れていると上の子が飽きる。年頃が一緒の兄弟でも限界がある、さらに、もし片方がグズれば連鎖の恐れがある。
これらを総合的に判断すると、他人の赤ちゃんが囲われている子育て支援施設が最良となる様だ。

結果論だが、知識豊富なベテランママや子ども好きなボランティアスタッフ。チョイとした楽園ですわ。

だが若干気がかりなことがる。

 

それは

 

「おっぱい」。

 

 

基本的にコチとら男三人での施設利用です。

まれに男親と子供だけの姿は見受けられるが、かなりの少数派。
9割9分の率でお母さんと子ども中心の環境となるわけだ。

そ~するとだ……。

お母さんたちは基本的に、お母さんであって、それは取りも直さず子供中心モードになっている状態である。
そこで問題なのが、胸元に関して少々オープンなのである。

 

襟ぐりの広めなシャツ。
授乳しやすい服。
チョイチョイ授乳する。

 

ハイ。。。

 

目線に困る。

 

別に見えて損はないのだけど、「見られてる」と思われるのは大損害だ。

「あのオッサン……。わたしの胸元をチラチラ見てるんですけど」的な。自意識過剰な事故はゴメンだ。

最終的に俺の「おっぱいに対する熱い視線」は、ボランティアスタッフに通報されて、息子たちの目に届かないところに俺だけ呼び出される。そして「施設にふさわしくない行動を、これ以上とられますと警察に通報せざれるをえないのですが……」と、スタッフにかなりオブラートに包まれた形で諭される。そうです。マジで捕られる5秒前ですね。

そんな妄想を繰り広げつつ。

 

碇シンジばりに

 

「みちゃいけない。みちゃいけない」なんて思えば思うほどに。

 

そりゃ~。

 

200%見るのが性(さが)って訳でして。

 

やむなく取った手段は、お母さんエリアから離れてひっそりと過ごす。男三人でひっそりと陣取り、他を寄せ付けない圧倒的なブロックの城作り上げ、それでも寄りつく赤ちゃんだけに我らの居城への入城を許可したのだ。

ま~、それでも下の息子にとっては、いつもと違う環境だからグズることもなく、かなり有意義な時間を過ごせたのだ。

結果、3時間半ほど過ごして子守ノルマの半分を消化したところで、通報される前に退散を決め込んだ。
時刻にして2時45分。まもなくおやつ時。

長男は即座にヤツ時を察知して、おやつをせがんでくるのだが、俺もそこらへんは熟知しているので、秘蔵っ子をバックに忍ばせてある。

ナチュラル・ハーモニーの菓子工房で作られたスコーン。

近くの公園へと立ち寄り、おやつブレイク。

下の子は既に抱っこひもの中で眠りについていたので、長男とベンチに座りながら「ぼけ~っ」と公園内を見ながらおやつをむさぼる。

もっとも、俺は甘いものがさほど好きではないので、ペットボトルの水を飲むだけなのだが、一瞬、水を吹き出しそうになった。

それは、公園内で自転車の練習をしている親子の姿だった。

 

声はハッキリと聞こえる距離ではなかったので、補足の妄想アテレコにて記録する。

 

登場人物

父:30才
母:28才
息子:5才

 

真っ赤な自転車にキレイなヘルメットを被った男の子は泣いている。
自転車の状態を見る限り、今日届いたばかりの自転車の初乗りといったところ。

お母さんはお腹が大きくなっているようで、二人目を宿しているようだ。
お父さんとお母さんの語尾が関西弁なことを考えると、転勤組の様子。
設定だけを見ると、微笑ましい構成にしか見えないのだが……。

 

問題はお父さん。


なぜか……キレている。

 

どうやら、息子が自転車にうまく乗れないことに腹を立てているようだった。

 

父:「先が思いやられるわ~↑」

俺:(先って、今日乗ったばかりですよね)

父:「右からこげばエエねん↑」
父:【自転車に乗った息子のペダルを手で回し始める】

俺:(補助輪ついてるし、そんなに焦らんでも……)

息子:【強制的に回されるペダルにバランスをとれず、怖くなり自転車から降りる】

父:「乗るのか?乗らんのか?ハッキリせい!!」

俺:(イヤイヤ。あんたが無理するから……)

息子:「おとうさんは、とおくにいってて!!!(怒涙)」

父:「わかった。わ~った。お父さんは遠くに行っとるから」
父:【少し自転車から離れる】

息子:【ゆっくりとペダルを回そうと試みる】

父:【舌の根も乾かぬうちに、近づき始めて自転車のサドルのあたりを後ろから押し始める】

息子:【ブちぎれて、自転車から降りる】

父:【降りた息子に対して、ヘルメットの側頭部を叩く】
父:「なんでこがんねん!!!」

俺:(おいおいおい!! そりゃないぜ)

息子:【お父さんの側頭部をハタく!! 父ちゃんの被っていたキャップが1メートルぐらい吹き飛ぶ】

俺:【水を吹き出す(ぶふぉ!!)】(いいぞ息子くん)

父:【再度、息子の側頭部を叩く】

母:【息子の保護に入るかと思いきや、自転車論を語りはじめる】
母:「最初からうまい人はいないよ」的なヤツ

俺:(オ~イ!! そこはお母さんの役割しないと!! スパルタの父のバランスが取れないよ~)

母:【お父さんの声の大きさに、少々周りが気になり始めたのか、あたりを見回し、俺と目が合う】

俺:【見ちゃいけないだけど……。おっぱいよりもオモシロい……。】

父:【同じことを3回くらい繰り返す】

 

いや~。
何のカルマなんでしょうかね。
お父さんの深いものを感じました。

モチロン、家庭ごとの常識はありますし、時として手が出てしまうこともあるでしょう。

親の理不尽をオモシロクしてくれたのは間違いなく、息子の会心の一撃でしょう。
息子くんの反撃が無ければ、俺みたいな気分で気概を出しちゃうタイプは、ツカツカと近づいて絡んでたかもしれません。

 

世界は広い。

 

綱島はもっと広い。

 

だって、世界企業の

米Apple研究所「綱島TDC」

付近での出来事なんだから!!

 

ほぼアメリカで起きたようなもんですわ!!

 

 

おしまい

 

小学二年の世界観に打ちひしがれるのは、30年前の小学二年生。

 

あらすじ:シュウマン

絵:シュウマン

タイトルと文:いしまん

 

「太陽アタックとLGBT」

 

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ある日、シュウマンはお家の外へと出かけました。

すると1本の木に出会います。

 

 

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なぜだかわかりませんが、木は怒っています。

シュウマンは、木の手を触ってみました。

やっぱり怒っているみたいです。

 

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そこに怒った太陽がやってきて、「太陽アタック」を放ちました!!

怒った木は真っ二つになり、燃えて、散り散りになってしまいました。

 

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散り散りになった木を見て、シュウマンは怒りました。

太陽の隣から、緑の風が吹き始めました。

 

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小さな花が3つ咲きました。

赤・青・黄色の花を見て、シュウマンはうれしくなりました。

 

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お家の近くにも、緑と黄色の風が吹いて桜が咲きました。

シュウマンは桜が大好きです。

とっても喜びました。

 

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緑と黄色の風は、あたり一面に吹き。

優しいお顔の木が生まれました。

太陽も優しく照らしています。

 

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シュウマンのお家も、緑と黄色の風に包まれました。

すると……。

 

シュウマンは女の子になりました。

 

おしまい。

 

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ココから先は穿った見方の俺視点。

 

コノ物語には、複数のテーマが隠されている。それは、

 

・怒りのカルマ

・争いの終焉

・命の多様性

 

では、興味のない方を置いてきぼりにして、自己満足を加速させることにする。

 

怒り。

 

コレは連鎖する。

喜び以上に連鎖する。

そして、前世及び過去世において経験し、解消できなかった怒りや、それに付随する感情は、そのカルマのステージ内の人間を集め、同じコトを現世でも繰り返す。我が家のように。

 

しかし、シュウマンは少々異なる。

 

俺と奥さんはガチの噛みつき合いのケンカをするのだが、シュウマンは少しばかり引いた目線で奥さんに味方する。

 

と、思いきや。

 

彼は、状況次第で俺に味方することもある。

夫婦喧嘩なんてものは、どっちが正しいなんてコトはほとんどなくて、むしろ子供目線ではどっちもバツだと思われる。

彼が、どっちにつくか・・・。

俺にとっては重要な家庭内ヒエラルキーなのだが、彼はそれを、やや楽しむ。

奥さんにつくときは、俺を完全悪にしたてる。

俺につくときは、日々の奥さんの悪態を俺に逐一報告してほくそ笑んでいる。

彼は夫婦喧嘩にいち早く「太陽アタック」を放ち、まだ目に見えていない混沌に、いち早く破壊を与えているのかもしれない。そして、争いの早期終焉を願っているのだろう。

そう、

我が家のケンカは、大蛇 vs 土佐犬 の観はあるはずだから・・・・・・。

そして、

すべてが収束したときには、一切の属性が切り離されて、生き物として分かり合える。

 

生まれたところや~♪

皮膚や目の色で~

いったい、コノ僕の~

何が分かるというのだろ~

 

ブルーハーツの「青空」より

 

シュウマンがいつか、

チンチンを取りたいと言っても、受け入れよう!そんなメッセージも含まれているかもしれないから・・・・・・。

 

深夜2時のログより

 

おしまい

思い出横丁のせまーいトイレで外国人に道を譲った時、「Sorry」に返すベストアンサーはコレだっ!!

久しぶりに新宿。
いつもながら外国人の多さにビックリしますねぇ。

2020年のオリンピックを考えると、英会話の少しくらいは話したいと考える大衆心理も腑に落ちます。最近はラジオから流れる英語教材のCMが耳にこびりつくレベルですから、その需要の高さがうかがえます。

しかし、ちょっと考えませんか?

外国人観光客と日本の一般市民が会話するための英会話って、目的が安くないですかね??ほとんどのCMはそんなシチュエーションのRPGになってますよ。

極端かもしれませんが、仕事やご商売において必要なスキルであればよいのですが、あのCMのシチュエーションには辟易してしまいます。

 

「駅で困っている旅行者が……」

「こう言ってあげましょう……」

 

私のようにひねくれた性格だと、情操教育に対しても否定的で。幼稚園や小学校のうちから英語教育を義務化することに対して、大きな大きな疑問符を持っています。

幼少期に英語詰め込んで、ど~すんの??

大きくなって使うためのスキルを今詰め込むの??

言語習得能力が高い時期に、「英語」ですか??

そこは、「日本語」で良くないですか??

モチロン生活環境によっては、日本語と英語の併用が必要なご家庭では全否定しませんが、日本の父ちゃんと日本の母ちゃんの子どもが、日本の学校において、幼少期から英語が必要だとは、全く思わない。むしろ邪魔。俺ならグレる。

脳や体の発達に関しては言及するような知識はないのだが、人間って植物と対比するとオモシロい。

人間の幼少期は植物で言うところの、根を張っている時期にあたると仮定する。
三つ子の魂百までとは良くいたったもので、体幹や味覚はもちろんのこと感性の成長に大きな影響を与える時期だと思う。この時期に経験したことや感じたことは、一生のベースとなる。

では、

そのベースを造る時期に、何を経験するのか?

将来の国力足るために早期英語教育で、世界と渡り合うグローバルな人材教育を受け入れるのか。

い~んですよ。

子ども発信で、英語を勉強したい! 学びたいっ! って言うのなら。

でもね。
そこには国際情勢やら、国家の教育指針やら、親のエゴやら……。
そう言うモノは排除したい。

 

と、

 

ま~。
正直、子どもなんてのは好きなようにやるし、好きなようにやらせる以外ないと持っているし、俺もそのようにやってきた口だから、子どもにもそうあって欲しい。

 

で、

 

【思い出横丁のせまーいトイレで外国人に道を譲った時、「Sorry」に返すベストアンサーは】

 

「あ~。なっても~」

(いいえ~。ど~いたしまして~)

 

秋田弁全開で、謝辞を入れてあげました。

 

地方創生や、うんたらクンタラいう前に、よほどのカルマが無いのなら故郷を全開に売り出してみたらどうだろうか?

 

英語を習う前にね……。

 

 

ちなみに、若きオーストラリアン的な男性はキョトンとしながらも目は輝いておりました。

文化交流はこんなもんでイイのだ。

 

おしまい

トイレと寝室はバーターできるのか?

いしまんです。こんにちは!

先週の出来事より。

我が家の朝は起床時間が、ばーらばら。俺が一番遅くて8時台。長男7才が7時。奥さんが6時半。二男1才が5時半。
しかし、その日に限って順番が異なる。

1才児は5時半に動き始め、一人で遊び始める。主な遊びは、睡眠中の長男の顔面を両の手でスパンキングする事と、両親である我々の顔面に座ること。
つまり1才児が起きた時点で、我々3人は体こそ布団の中だが、意識は布団から引き剥がされているわけだ。
その日の2番起床は長男7才(しゅうまん)。
しゅうまんは起きるなりトイレへと向かう。小2になってお漏らしも減って、起床したらトイレに行く癖がついたのだが、問題がある。

・トイレを流し忘れる
・扉を閉めない。

さほど大きな問題には聞こえないだろうが、今回の出来事はここに端を発する。
オシッコを終えたしゅうまんは、再び布団へと戻り二度寝する。時刻にしてみればまだ6時。目を閉じてまどろんでいる私の耳に、しゅうまんの声が途切れ途切れに入ってくる。

「イシマン!!」(私のあだ名)

「リクが・・・・・・」(1才児の名前)。

「なんか持ってるよ!」(ヘヘへっ)

目を開けると薄っすらと、リクが何かを持っている様だった。寝ぼけ眼に映るソレは、何か棒状で白っぽい形状だった。よりによって、私は視力0・04のド近眼。
寝ぼけた私は、近づいてくる1才児が持つ棒状のモノを手で押し戻す。
「1才児、凶暴につき」手に持ったもので、毎朝、長男を殴打する。そして長男も喚きながらやりかえすので、大人の睡眠は必然的に質が下がる。よって、その日も未然に防ぐがごとく、リクが持っている棒状のモノを遠ざけるように動いた。

ん。

なんか・・・・・・。

手が・・・・・・。

湿っとすんなぁ・・・。

また寝る私 zzz・・・・・・。

すると、しゅうまんの声が再び脳内に木霊する。

「いしまん、ヤバいよ。(うふふ)」

「いしまん、ヤバいよ。(うふふhu)」

めんどくせぇと思いながらも、半身を起こして近眼の目をリクが持つ棒状のモノに近づけた距離約30cm・・・・・・。

飛び起きたね。

マジで「米つきバッタ」級に飛び起きた。

では!
ココでクイズDeth!!

いくら聡いあなたでも少々難しいので、問題の前にヒントです。
状況を把握した「奥さん」は、目がDethになりました。

Question
リク(1才児)は何をしていたのか?

Answer

1:寝室内で便器ブラシを所持

2:所持した便器ブラシは老婆の杖のようにして、寝室までの往来を汚してきた

3:寝室で便器ブラシを振り回していた

4:私が感じた「湿っと」はコレだった

5:長男は全てを把握した上で、楽しんでいた


んんぅ~。

さすがは「あなた」Deth!!


全部正解!!




その日の深夜に、トイレに現れた画板・・・・・・。
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惨状を検証して、判明したリクの行動。

長男のいまいち流れていないオシッコ便器で水遊びした後で、便器のブラシを杖代わりに、寝室で我々に「ザメハ」(ドラクエの目覚めの呪文)を唱えていたのでした。



おわり

無人の軽自動車と一緒に散歩するオジサンの話

お題「誰にも信じてもらえない体験」

 

とある深夜のできごと。

本当にあったことなのだけど、突飛な内容だけに数十年後には自分の記憶からも抹消してしまいそうなので、一応ログしておくことにする。

 

当時の私の仕事は青果の卸売。勤務時間は12~22時。実際の帰宅時間は23時を過ぎることが多かった。

 会社まではバイク通勤。片道12キロ程度で時間はおおよそ30分だが、コレが電車通勤なら少なくとも1時間は固い。ネクタイと満員電車が死ぬほど嫌いな私には、バイクに乗れて通勤できるだけでもホワイト企業と言える。

その日は小雨降る中の帰路になった。

車載のカッパを着込んで、会社を出たのは23時45分くらい。

私の通勤路は綱島街道綱島街道東急東横線とほとんど並行している。
事が起きたのは東急東横線日吉駅。駅は綱島街道に面しており、反対側には慶応大学日吉キャンパスが居を構えている。

日吉の駅は山の頂に位置しており、駅前には信号が3つある。

山でイメージするならその信号の位置は、中腹・頂上・中腹といったところ。もっともこの三つは各々の距離が20m程度しか離れていない。

その日はたまたま、下りの中腹で信号が赤に変わった。
その信号は車歩分離式の信号のため、歩道が青の時には車道は全て赤信号。

だが……。

反対車線の軽自動車が、ゆっくりとだが前進しているように見える。小雨が降っている中、フルフェイスのヘルメットを被っているので、若干だが距離感にあいまいさが残る。

もう一度、目を凝らして反対車線を見てみると、やはり少しづつだが車が動いているように見える。
その直後に軽自動車の脇を、小走りとも言えぬ微妙な足取りで追いかけるオジサンが現れる。そのオジサンは車の運転席側を並走してくる。日本は左側通行で右ハンドル。つまりオジサンは道路のど真ん中を、車と一緒に並走してるのだ。

事にして30秒程度の出来事なのだが、おぼろげながらも私の勘が働いた。

 

信号待ちの車内で連れと口論になる

 ↓

口論の勢いで車外に出る

 ↓

連れが運転席を占拠し鍵をしめる

 ↓

車をゆっくりと発進させてオジサンをビビらせる

 ↓

オジサンは運転席に駆け寄り 怒る or 詫びる

 

てな感じなんだろうと。

ところが赤信号を無視した車は、一向に止まる気配がないまま横断歩道へと差し掛かる。小雨の降る深夜0時だから歩行者は居ない。そのまま直進する軽自動車が、横断歩道に設置してある大きな街灯の下にきた時、自分の浅はかな想像が打ち消された。

 

はぁっ!?

 

運転席に……。

 

誰もいない……。

 

運転手を乗せていない軽自動車は、いわゆるクリープ現象で前進しているようだった。極まれな車の事故で、サイドブレーキの引き忘れやシフトレバーをパーキングに入れずに車外に出てしまい事故を引き起こすアレだ。
クリープ現象AT車に特有の、アクセルを踏まずとも「ゆっくり」と動き出す現象。

 

しかし、あのオジサン。

 

何してん??

 

さっさと車のドアを開けて、ブレーキを踏みゃーイイものを……。

まるで、ワンちゃんのお散歩。

 

ココまでの時間にしておおよそ1分程度の出来事。ボチボチ、信号も青に変わるころだろう。
私の癖なのか、こうしたカオスに出会った時、誰かと状況(カオス)を共有したいと行動する。後ろを振り向くと、同じく信号待ち中のタクシーが一台。タクシーの運ちゃんに目線を合わせながら、お散歩中のオジサンを指さしてジェスチャーでアピールする。しかし、運ちゃんの反応はイマイチ。私としては、勝手知ったる地元のタクシー運転手が異変に気づき、アクションを起こしてくれることを狙っていたのだが……。

そうこうしていると、無人の軽自動車は徐々にオジサンを引き離しながら、交差点を渡り切ろうとしている。信号は未だ赤。

 

どうしたモノか……。

 

次の瞬間、最悪の妄想が浮かんだ。

私の進行方向は頂上を背にした、「下り」。
無人の軽自動車は頂上を前にした「上り」。

なおかつ、オジサンを引き離しつつある。

つまり無人の軽自動車は、このまま速度を上げながら頂上へと向かい、頂上を過ぎた後は「下り」へと突入する……。ヤバイでしょ……コレ……。

私はUターンをして頂上方向へと引き還し、側道にバイクを停車した。エンジンを止めてヘルメットを外して軽自動車の方へ眼を見やると、頂上までの距離は残すところ10m。オジサンはすでに軽自動車よりも2~3m後方をお散歩中。私は雨の中ダッシュで軽自動車を追いかけ、運転席へと駆け寄る。一瞬、脳裏をよぎったのは「インロックされていたら……」。オジサンはもしかして、無人の軽自動車に置いて行かれたのではなくて、何かの拍子で「インロック」された無人の軽自動車を諦めたのではないか?と……。

しかし、不要な老婆心だった。
事もなく運転席の扉を開け放ち、座席に飛び込むようにしてサイドブレーキを思いっクソ引いてやった。

いや~、サイドブレーキの効くこと! 効くこと! 驚きでした。

走行中にサイドブレーキなんて普通使いませんし、頭も結構パニック状態ですし、一切の加減と躊躇もなく、思いっクソ、思いっクソ、むしろクソっ、「なんでこんな雨の日に無人の軽自動車のサイドブレーキ引いてんだ!!」ってくらい、クソっ!! って。

そしたら、「ガコッ」って音と伴にヘドバンするようにして車は止まったわけですよ。

即座に運転席に座り直し、ブレーキを踏みシフトレバーをパーキングの位置に戻す。車のエンジンを切る。我ながらスマートな対応でした。

無人carの飼い主は、ようやく車の後方までたどり着いていました。私はオジサンに近づき状況を聞くことにしたのですが……。

 

・状況を理解できていない

・ろれつが回らない

・目がうつろ

 

ちょ~っと、ヤバイ感じです。
一応、運転席まで連れて行って座らせてみたのですが……ヤバい……。
さらには「もう大丈夫です」と言って、鍵を回してエンジンをかけようとするもんだから、さすがに鍵を奪い取ったわけですよ。

無人の軽自動車を止めたまではイイけれど、さすがに「飲酒?」「薬物?」の気配がある人の対応までは難しい。鍵を奪ったままにして、オジサンを運転席で待たせて警察を呼ぶことにした。
日吉駅の派出所にも近いおかげて、5分程度でお巡りさんがきてくれたのだけれども……。そこからが長かった……。

原付で現れた2人のお巡りさん。一人が俺に事情聴取、もう一人がオジサンと戯れる。

そう、オジサンはまともな受け答えが出来ない状況だから「戯れる」ことしかできない。そうこうしているとサイレンを鳴らしたパトカーが登場。応援のお巡りさんが2人追加される。

すでに30分以上経過している。

あぁ……。帰りて~。

正気を取り戻しつつあるオジサンを囲んで、お巡り4人でぐーるぐる。私の聴取もまだ終わっていないようで帰れない。しかし今は正気になりつつあるオジサンが主役。私は一人、蚊帳の外。雨の中、煙草を吸う。

一人のお巡りさんが、私の聴取に戻ってきてくれた。救われるのはそのお巡りさんが、女性の新米お巡りさん。しかもそこそこ可愛い。
オジサンの聴取内容を少し聞いてみると、どうやら持病もちで数時間前に薬を服用していたようで、お散歩の原因は副作用の影響とのこと。

 コトが起きてから約1時間。私の聴取も終わり、ようやく解放される。
内容だけなら間違いなくヒーロー扱いされるのだが……。

小雨降りしきる中、湿気ったタバコを吸い。小汚いカッパを着込み、事情聴取をされる私。深夜だから人通りは少ないが、皆無でもない。みんなどういう目で私を見ているのだろうか? 私を犯罪者として見ていないだろうか……?

ドラマや映画なら、事件を解決したヒーローは名乗らずに颯爽と去っていくのが定番……。

 

現実は、そう上手くいかない。

 

キッチリと、住所、氏名、年齢、職業を聴取され。
周りからは犯罪者扱い(妄想)。

 

人目を気にせずに、自分の思うままに生きていけるのは「まだまだ先だなぁ」と、痛感したできごと。

 

別に信じてもらう必要はないのだけれど、新米お巡りさんの手帳にだけ刻まれたヒーローをログる。

 

 

おわり
 

データ整理中に見つけたものは、子どもの無垢と大人の常識。つまらない正解よりもオモシロイものを伸ばしてあげたい。

写真データを整理中に見つけたモノ。
小1の息子の宿題。

 

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我が子ながらセンスあるわ(笑)。

 

すでに進級して2年生だから、大丈夫だと思うけど……。