ヒアリ(火蟻)報道から見る、小学生の情報量とオモシロさ
こんにちは。
いしまんです。
先日、小学校に息子を迎えに行った。
彼は放課後の学童保育中。迎えついでに観察用の鉢植えを持ち帰る。
俺は「鉢植え」となぜか「ランドセル」まで持たされる帰り道。
暑さと重さに耐えかねて、校庭の片隅にランドセルを置くと息子がスゴイ剣幕で怒っている??
おれ:「重いんだから、しょ~がね~べ!!」
むすこ:「ソコに置かないで!!」
おれ:「だったら自分でもてばい~だろが」
むすこ:「違うの!! そこヤバいよ!!」
おれ:「は?」「ココの何がヤバいの?」
むすこ:「ひありー……。」
おれ:「ヒアリ―??」(なんかの呪文みたいなのが流行ってんのか??)
むすこ:「ひあり(火蟻)シラナイの? いしまん?」
おれ:「あぁ~。ひありね……。いるの? ココ?」
むすこ:「うん。ヤバいよこの小学校」
おれ:「まじか。」
むすこ:「〇〇さんが言ってたよ。ヒアリがいるって」
確かに子供のコミュニティにも、インフルエンサー的な中心的存在がいる。その子の発信は驚くほどの信頼がおかれ、拡散されてしまう。ウソかホントかなんてのは二の次で、大人も子供もこういったインフルエンサーの情報に流されがちだ。染まってから情報を精査するタイプもいるし、管理能力の高い奴は、ハナから相手にしない場合もあるが、情報社会ではマイノリティだろう。子どもにいたっては怖い話が大好きだから、デマなんかもその類に近いのではないだろうか。
おれも小学6年の頃、悪友と一緒に「トイレの花子さん」が流行っていた時に「トイレの太郎さん」という顔ナシ妖怪の怪談をでっち上げて、瞬間的にバズったことがある。最終的に話は尾ひれがついて、自分たちの手には負えないストーリになって、俺たちはトイレの太郎さんは「知らない」ことにした。
兎にも角にも、情報ってかなりリテラシーの高い人にとっては有益なものなのだが、一歩間違うと悪徳商売ヨロシクな危険な代物だってことも留意していないと、つまらない事に気を悩ますこともあるなぁ~って思うのです。
大好きなラジオパーソナリティの一人であるジェーン・スーがシェアした記事が、ちょっとそんなニュアンスも含んでいて、とてもオモシロかった。
息子にとっては、「ひあり」が本当にいるかどうかは関係なくて、コミュニティでの承認と共感が重要な時期なのかぁ~、なんて勝手に崇高な思いを巡らしてみたり。
おれが子どもなら、「くろアリ」を捕まえて赤い絵の具を塗って、クラスのみんなに恐怖をもたらすだろうな~って、稚拙なことを考えたりした週末でした。
おしまい