銭湯には「癒し」があり「モラル」が必要であり「ルーティーン」が存在する。
こんばんわ、いしまんです。
ブログって継続が難しいよね。
前回エントリがいつだったか……?
まー、アウトプット練習用みたいなもんだから義務なんてのはハナからないけど、少しばかりの下心を持ちながら記事を書いている以上は、最低限のノルマはクリアしないとね。
私は銭湯が大好きです。
引っ越すときは周辺の銭湯マップを脳内で作図したうえで、引っ越しエリアを探します。
だから、物件は失敗しても銭湯だけは失敗しない。
最近は綱島ー日吉周辺の賃貸を転々としているので、すぐに行ける銭湯3件と、スパ系の施設4軒ほどは常に手中に収めている。
ここ数年で痛手だったのは、綱島温泉「東京園」が廃業したことだった。
相鉄線と東急線の直通乗り入れによる、綱島駅前の開発によって立ち退きとなったために取り壊しとなった。
「東京園」の何が良かったかと言うと、天然温泉と昭和レトロと居心地の良さ。夕方5時くらいまでの入園料は千円ちょっとで、銭湯としては当然高いのだが有り余るほどのメリットがあった。夕方以降は銭湯料金。
・予約すれば広間やカラオケが使える
・持ちこみOK
・園内に売店がある(安い)
今で言うところの、健康ランドや温泉スパ的なポジションの走りだったのではないだろうか。
子守を任された週末は、朝からおむすびやサンドイッチを作り、お惣菜とビール・ジュースを買い込んで息子と一緒に東京園でよく宴会をしていた。
じいさんばあさんが多いから、子どもは可愛がってもらえるし、こちらはゆっくりとくつろげるし、最高の保育所付き温泉施設だった。
閉園当時は、ひとつの文化が消えたぐらいの喪失感があったものだが、そこは元温泉街の綱島だけにまだまだ楽しめる銭湯があることに感謝。
最近の行きつけは、一般的な銭湯にしてはくつろげるスペースが広め。毎回2~3時間は長居してしまう。
男風呂の共有スペースは、マンガがビッシリと並んでいる。週刊少年ジャンプも常に最新号が配備してあるので、神奈川の銭湯料金からジャンプの値段を差し引くと。
¥470ー¥255=¥215
実質¥215で、2時間ほど銭湯を楽しむのだから。
¥107.5 / 時間となる。
驚くべきコスパなのだ。そして、ビールとおつまみをシレッと持ちこむ。
銭湯になじみない方には少し分からないかもしれないが、銭湯には作法がある。簡単なモノは「かけ湯」。
湯船につかる前や、サウナから出て水風呂に入る前に、身体をお湯や水で流した後に入るコト。これは当然知っていますよね。でも、意外と実践しない非常識なオジサンも多いのです。銭湯になじみない若い子であれば優しく諭してあげるのですが、いい歳こいたオッサンの無作法には呆れる。ハッキリ言って知らないじゃ済まされないのだよ。例えば……。
『あなた』が水風呂に入って、火照った身体をクールダウンしていたとしよう。
そこへサウナから出てきた「汗ダラダラ」のオッサンが、一切の躊躇もなく水風呂へダイブしてきたら……。
『ど~思います!?』
いや~。
ふつ~テンション下がりますわな。
しかも、ど~考えても年配の方で注意するのも憚られると言うか、こういう時って、なんて言うのかな……。
ぶっちゃけ、「死ねっ!!」って感じなのです。
私の性格を奥さんに判断させると「超モラル野郎」なのですが、場面によっては緩く見れることもあるのですが、コト銭湯の作法に関しては一歩も譲れずに、無作法なヤツに「ガン」を飛ばしてしまいます。
ひと昔前なら年配者は常識人で、若輩者は常識が足らん、みたいな風潮がありましたが、それが見事に年齢だけがスライドしていったようであり、これってつまり、年長者が非常識な場面に接した際に、それを教えてあげなかったことに起因するのだろうと思うのだ。
現代のSNSも少々似ている。
インターネットリテラシーを持ち合わせない輩を見つけては「叩く」。
叩いてもイイことないんですわ。
でもネットでルールを教えても意味が無いんですわ。
所詮人間はリアルで得たベースの上にしか育たない。
もっとも、人間の知能がAIに置き換えられるのであれば、それは真逆の考えになるのだが、生きとし生けるものが地に足つけて生きている以上は、リアルに勝るものなしと私は思う。
ネットでビジネスマナーを学んでも……。
(対人においては無意味でしょう)
ネットで冠婚葬祭のマナーを学んでも……。
(服装や身だしなみ程度は得られても、重要なのは偲ぶ気持ちや祝う気持ちですよね)
ネットはあくまでテクニックやハウツーで、魂や感情は一切伝えることはできなんだよ。だからリアルの体験が薄くなればなるほどに、汗だくオジサンが水風呂にダイブすることが常識へと変わっていくのでしょう。
よし!!
派手に脱線してやったぜ!!
でね、タイトルの「ルーティーン」がまだ残っているのだけど、湯船につかりながら「ぼへ~ぇ」っとしていると、色んなものが見えてくるのだが。
隣の女風呂から聞こえてくるのは、大声で楽しげなおばちゃんたちの会話と笑い声。
かたや男風呂は、【無言~ん】または小声での会話。
うん。ここに女性が長寿な因果があると思う。
そして、常連さんたちの行動を見ていると「男」ってオモシロいな~って思う。
かれらは いつ何時も
銭湯「ルーティーン」を
崩すことなく繰り返す
Aさんはシャワーから始まり湯船→洗髪→湯船→髭剃り→体洗い→湯船。
Bさんは湯船→水風呂→湯船→全身洗い→湯船
毎週見てる人たちが、毎週見ている行動をこなしていく。「男」ってヤツは本当に単純で明快で分かり易い。
かくいう私も基本の「銭湯ルーティーン」を持っている。
シャワー→ジェット風呂→水風呂→ジェット風呂→洗髪→ジェット風呂→水風呂→まんがタイム→ジャグジー風呂→髭剃り→ラドン温泉槽→水風呂→ジャグジー→水風呂
このルーティーンに「ビール」というアレンジを少々入れながら仕上げていく。
ほんっと。
銭湯のある国に生まれてよかったよ。
政治や経済も色々あるけど、銭湯があって戦闘がない国である今が一番幸せだと思うのだ。
あ~。
上手いこと言えなかった。
おしまい。