オモシロきコトも無き世をオモシロく

人生をオモシロおかしく

「見ちゃいけないよ!!」って思えば思うほどに「絶対見るわ!!」

こんにちわ。
いしまんです。

休日の出来事。

あらましだけ話すと、公園で見かけた家族のサブい感じについてなのだが、単純にアウトプットすると結構反感ものかなぁと思う……。

 

朝から奥さんは「なんとか数秘術」と言う占いセミナーに参加するため、俺は終日子守の休日。

俺+息子(7才)+息子(1.2才)。

毎度思うのだが、一日中赤ちゃんのお世話は緊張する。
特に母乳育児に慣れてる赤ちゃんは、ミルクに対する反応が悪い。普段からミルク慣れしていれば、こういった時に男親や赤ちゃんを預かる立場の人は助かると思う。

お母さんを斜めに見ると、赤ちゃんが泣いても「おっぱい」さえあげれば何とかなってる感じに見受けられるのだ。

 

赤「おぎゃー! ふぇ~ん!」

母「おう。おう。おぅ~!」

(おっぱい。どぉ~ん!!)

 母「これが目に入らぬか~!!」

赤(それです!! それを待っていたのでございます!! ははぁ~ パクッ)
(これさえあれば、な~んにもいらないっ!! さすが母上様です!!)

 

つまり男親には、「おっぱい」に太刀打ちできるモノを何ひとつ持っていないのである。母乳に洗脳された赤ちゃんを、付け焼刃の「ミルク」ごときであやせるほど、男親はスキルを持ち合わせちゃ~イナイ。

そんなこんなの緊張感を抱きつつも、一日が始まったわけなのだが、奥さんは解決をひとつ授けてくれた。

それは、「刺激」。

我が家の1.2才児は、暇になるとグズリ始める。

そして、一度グズると再起動かけるのは難しい。
我が家における定番の再起動は、そう。黄門さまの印籠(おっぱい)。

では、具体的にどのような「刺激」を与えるかと言うと。
同じような年頃の赤ちゃんが、大量に囲われた施設を利用するのだ。

兄弟でも多少は「刺激」になってくれるのだが、現実はそこまで甘くはない。年が離れていると上の子が飽きる。年頃が一緒の兄弟でも限界がある、さらに、もし片方がグズれば連鎖の恐れがある。
これらを総合的に判断すると、他人の赤ちゃんが囲われている子育て支援施設が最良となる様だ。

結果論だが、知識豊富なベテランママや子ども好きなボランティアスタッフ。チョイとした楽園ですわ。

だが若干気がかりなことがる。

 

それは

 

「おっぱい」。

 

 

基本的にコチとら男三人での施設利用です。

まれに男親と子供だけの姿は見受けられるが、かなりの少数派。
9割9分の率でお母さんと子ども中心の環境となるわけだ。

そ~するとだ……。

お母さんたちは基本的に、お母さんであって、それは取りも直さず子供中心モードになっている状態である。
そこで問題なのが、胸元に関して少々オープンなのである。

 

襟ぐりの広めなシャツ。
授乳しやすい服。
チョイチョイ授乳する。

 

ハイ。。。

 

目線に困る。

 

別に見えて損はないのだけど、「見られてる」と思われるのは大損害だ。

「あのオッサン……。わたしの胸元をチラチラ見てるんですけど」的な。自意識過剰な事故はゴメンだ。

最終的に俺の「おっぱいに対する熱い視線」は、ボランティアスタッフに通報されて、息子たちの目に届かないところに俺だけ呼び出される。そして「施設にふさわしくない行動を、これ以上とられますと警察に通報せざれるをえないのですが……」と、スタッフにかなりオブラートに包まれた形で諭される。そうです。マジで捕られる5秒前ですね。

そんな妄想を繰り広げつつ。

 

碇シンジばりに

 

「みちゃいけない。みちゃいけない」なんて思えば思うほどに。

 

そりゃ~。

 

200%見るのが性(さが)って訳でして。

 

やむなく取った手段は、お母さんエリアから離れてひっそりと過ごす。男三人でひっそりと陣取り、他を寄せ付けない圧倒的なブロックの城作り上げ、それでも寄りつく赤ちゃんだけに我らの居城への入城を許可したのだ。

ま~、それでも下の息子にとっては、いつもと違う環境だからグズることもなく、かなり有意義な時間を過ごせたのだ。

結果、3時間半ほど過ごして子守ノルマの半分を消化したところで、通報される前に退散を決め込んだ。
時刻にして2時45分。まもなくおやつ時。

長男は即座にヤツ時を察知して、おやつをせがんでくるのだが、俺もそこらへんは熟知しているので、秘蔵っ子をバックに忍ばせてある。

ナチュラル・ハーモニーの菓子工房で作られたスコーン。

近くの公園へと立ち寄り、おやつブレイク。

下の子は既に抱っこひもの中で眠りについていたので、長男とベンチに座りながら「ぼけ~っ」と公園内を見ながらおやつをむさぼる。

もっとも、俺は甘いものがさほど好きではないので、ペットボトルの水を飲むだけなのだが、一瞬、水を吹き出しそうになった。

それは、公園内で自転車の練習をしている親子の姿だった。

 

声はハッキリと聞こえる距離ではなかったので、補足の妄想アテレコにて記録する。

 

登場人物

父:30才
母:28才
息子:5才

 

真っ赤な自転車にキレイなヘルメットを被った男の子は泣いている。
自転車の状態を見る限り、今日届いたばかりの自転車の初乗りといったところ。

お母さんはお腹が大きくなっているようで、二人目を宿しているようだ。
お父さんとお母さんの語尾が関西弁なことを考えると、転勤組の様子。
設定だけを見ると、微笑ましい構成にしか見えないのだが……。

 

問題はお父さん。


なぜか……キレている。

 

どうやら、息子が自転車にうまく乗れないことに腹を立てているようだった。

 

父:「先が思いやられるわ~↑」

俺:(先って、今日乗ったばかりですよね)

父:「右からこげばエエねん↑」
父:【自転車に乗った息子のペダルを手で回し始める】

俺:(補助輪ついてるし、そんなに焦らんでも……)

息子:【強制的に回されるペダルにバランスをとれず、怖くなり自転車から降りる】

父:「乗るのか?乗らんのか?ハッキリせい!!」

俺:(イヤイヤ。あんたが無理するから……)

息子:「おとうさんは、とおくにいってて!!!(怒涙)」

父:「わかった。わ~った。お父さんは遠くに行っとるから」
父:【少し自転車から離れる】

息子:【ゆっくりとペダルを回そうと試みる】

父:【舌の根も乾かぬうちに、近づき始めて自転車のサドルのあたりを後ろから押し始める】

息子:【ブちぎれて、自転車から降りる】

父:【降りた息子に対して、ヘルメットの側頭部を叩く】
父:「なんでこがんねん!!!」

俺:(おいおいおい!! そりゃないぜ)

息子:【お父さんの側頭部をハタく!! 父ちゃんの被っていたキャップが1メートルぐらい吹き飛ぶ】

俺:【水を吹き出す(ぶふぉ!!)】(いいぞ息子くん)

父:【再度、息子の側頭部を叩く】

母:【息子の保護に入るかと思いきや、自転車論を語りはじめる】
母:「最初からうまい人はいないよ」的なヤツ

俺:(オ~イ!! そこはお母さんの役割しないと!! スパルタの父のバランスが取れないよ~)

母:【お父さんの声の大きさに、少々周りが気になり始めたのか、あたりを見回し、俺と目が合う】

俺:【見ちゃいけないだけど……。おっぱいよりもオモシロい……。】

父:【同じことを3回くらい繰り返す】

 

いや~。
何のカルマなんでしょうかね。
お父さんの深いものを感じました。

モチロン、家庭ごとの常識はありますし、時として手が出てしまうこともあるでしょう。

親の理不尽をオモシロクしてくれたのは間違いなく、息子の会心の一撃でしょう。
息子くんの反撃が無ければ、俺みたいな気分で気概を出しちゃうタイプは、ツカツカと近づいて絡んでたかもしれません。

 

世界は広い。

 

綱島はもっと広い。

 

だって、世界企業の

米Apple研究所「綱島TDC」

付近での出来事なんだから!!

 

ほぼアメリカで起きたようなもんですわ!!

 

 

おしまい