オモシロきコトも無き世をオモシロく

人生をオモシロおかしく

TBSラジフェス2017に行ってみた感想

こんにちだ。
いしまんです。

今月も夜な夜なテキストに溺れましょうか。

 

11/3(日)文化の日
文化祭をはじめとして、様々なイベントや催し物があったことでしょうね。参加した人も参加しなかった人にも、平等に文化の日は訪れて過ぎ去っていきます。

かくいう私は偏屈の塊。

日本の【お祭り】は大好きです。
神輿に的屋の屋台。雑踏の宵闇をアルコール片手に歩く感じが好きです。

でもカタカナのイベント事は基本的に嫌いです。
本当に嫌いと言うよりも、偏見上での「嫌い」ですね。

特に「フェス」。

元々はフェスティバルの省略語なのでしょうが、元の意味(お祭り・祭典)とは少々意味合いが違いますよね。

やや音楽寄りで、野外イベントと言うイメージがあります。あくまでイメージですがあながち外れていないでしょう。
そして、オシャレなヤツが集い、踊り、騒ぐ、薬物(偏見です)。

日本のお祭りも似たようなところはあるのですが、なんか「フェス」って響きがチャラくてとっつきにくいと言うか、一線引いてしまうんですよね。いわゆる「クラブ ↑」には一生かかっても立ち入ることはできない問題と同義です。

そんな私が一線を越えた唯一の「フェス」がある。

 

それが「ラジフェス」。

 

第一に「ラジオ」というアナログ感が「フェス」というチャラさを中和してくれており、音の響きと納まりが素晴らしい。

さらに実際プログラム内容や来場者の層を見ると、「フェス」と言うよりも「コミケ」に近い感じ。

そして何より「ひとり」じゃないことが大きい。

シュウマン(息子7才)が同行してくれるので、大きな街に出たくない私の背中を後押してくれる。モチロン彼もラジオ好き。と言うよりも我が家にはラジオしかない。

昨年のラジフェス2016に息子に付き合ってもらって、「フェス」デビューしたくらいの偏屈オジサンには、『自分を変えるために一念発起した』くらいの重き出来事だった。

 

www.tbs.co.jp

 

出発前からすったもんだがあった。

奥さんは1.6才児とお留守番予定だったのだが、我々の準備途中から少々悩ませるような発言を差し込んでくる。

 

「一緒に行こうかな~」

「りく(1.6才児)を見てくれるなら……」

 

コレを聞いたシュウマン。
基本的にお母さん大好きで、みんなで楽しむことが好きだから、何とかして奥さんを「ラジフェス」に連れ出そうとして話し出す。

ただし、奥さんは回転の速い人なので自分の発言の直後に、その発言とは異なる決定をすでに脳内で下していることが多々ある。

だから、我々は困惑する。

 

奥さん言葉:「行こっかなぁ~」
奥さん脳内:(やっぱ止めとこ)

 

シュウマン:「おかあさん。一緒に行こうよ~」

奥さん:「行かないって言ってるでしょ!!」

オレ:(……??)

 

シュウマン:「え~。リクマン見とくから行こうよ~」

奥さん:「いい加減にしなさい!!(的な)」

オレ:(……??)

 

 

そんなこんなを尻目に、そそくさとサンドイッチをこしらえてジュースとアルコールをリュックに詰め、シュウマンと二人で赤坂へと向かった。

去年は比較的空いていて、なんて穴場なイベントなんだと感じたのだが、今回は少々異なっていた。

まず、赤坂の駅から地上に出ると人だかり……。

ま、マジか……。

基本的に人ごみが苦手な我々は少々呆気にとられつつも、何とかして会場内に入ったのだが、去年の倍に近いくらいの客数で正直つらい。帰りたい。

なんでだ!!

去年は「ラジオCMを収録できる抽選会」なんてのがあったのだが、劇的に抽選倍率が低くて楽勝で当選をゲットして、ラジオブース内にも入れたし、TBSラジオでCMも放送されると言う、激レアな思い出を作ることができた。

なんでだ!!

我々が赤坂に到着したのはおおよそ12時ころ。
確かに屋台が出ているから、お昼目当てに来場者が膨れていることもあるかもしれないが、多すぎる。
ココは一旦会場から離れる決断をした。移動も長かったのでTBS社屋のトイレに行こうとした時、黄色いポルシェが爆音とともに横切って行ったその直後、「おぎさんだぁ~!!」と黄色い声が響いた。

おぎやはぎ小木博明だった。

オギを見てピンと来た。略してオギピン。
即座にラジフェスのプログラムを見ると

 

13:00▼14:00
JUNK「おぎやはぎのメガネびいき」「バナナマンバナナムーンGOLD

おぎやはぎ バナナマン

 

TBSの深夜放送『JUNK』の二大番組が公開収録を行うため、それの立ち見客が集中しているのだ。

 これは時間をずらさないと会場を散策することもできそうにない、と判断を下して、TBS社屋脇のベンチで持参したサンドイッチを食べることにした。

 

俺:「おいしいねぇ~サンドイッチ」

シュウマン:「たまごが一番だね」

俺:「いしまんシーチキンだな」

シュウマン:「ところでヤハリは一緒じゃないの??」(なぜかヤハギをヤハリと呼ぶ)

俺:「やはぎは別の車とかで来てるんじゃないの?」

シュウマン:「オギヤハリなのに??」

俺:「ま~。コンビだからっていつも一緒ってわけでもないんじゃない」

シュウマン:「不思議~。オギヤハリなのに~」

 

テレビでおぎやはぎを見たことがないシュウマンにとって、いつも一緒にラジオに出ている「おぎ」と「やはぎ」は、つまりいつも一緒のはずだから、「おぎ」が一人で車に乗っていることに疑問があるようだった。

 

俺:「もしかしたらヤハギは、トランクの中にいたんじゃないの?」

と、少しノってみた。

 

シュウマン:「あ~ぁ。そうかもね~。ウケる~」

 

サンドイッチを食べ終えて時計を見るも、混雑を避けれるほどは経過しいなかった。

シュウマンを言いくるめてTBSの周辺を散策することにした。
ゆっくり周回したつもりだが、全然時間を潰せておらず、シュウマンのプレッシャーに負けて再度イベント会場へと進入するも……。

満員電車状態です。

到底、出店にたどり着くこともできず再度あきらめてTBS社屋に入ると、ラジオブースのVR体験なるイベントがやっている。
そして、おぎやはぎのおかげでVR体験はガラッガラに空いている。
ラッキーとばかりにシュウマンと体験することにした。

あなたはVR(バーチャルリアリティ)を体験したことがありますか?

私は初めてだったのですが……。

あれはスゴイ!!

すごい!!

 

ゴーグルを頭に固定して、仮想の世界に視野を没入させるのだが、当然、下を向けば 床が見える、天井に目をやれば蛍光灯が見える。
正面にはラジオパーソナリティのだいすけお兄さん(NHKの体操やってた人らしい)が120点級の笑顔で話しかけてくる。

 あまりのリアルな視界に、お兄さんの「こん、にち、わ~~~」(手を振っている)に手を振りそうになって、思わず手を引っ込めてしまったくらいのリアルさがある。

ひとつ苦言を呈すると、自分の頭の振りに視界がワンテンポずれてくるので車酔いするような気持ち悪さがあることくらいで、娯楽としての価値を初体験できたのでとても楽しかった。

 

ようやくおぎやはぎのイベントも終了。

TBSの正面玄関でイベント客が引くのを待っていたら、おぎやはぎバナナマンが小走りに帰ってきた。

俺:「シュウマン。明日、友だちに自慢したら?」

シュウマン:「なにを??」

俺:「え?? おぎやはぎバナナマン見たって」

シュウマン:「え。有名なの? あの人たち?」

俺:「ま、まぁね」

 

客足の引いた会場内へ戻り、休憩スペースを確保してお買いものタイム。豚串にソーセージ串、おもに肉系のものをGETして宴の始まり。シュウマンはソーセージを貪り、普段飲めないラムネで肉を流し込む。

 そして私の一番のお目当てだった生放送イベント。

 

14:55▼15:30
「たまむすび」~金曜たま!に、スーとホーリーがやってくる(生放送)

安東弘樹(TBSアナウンサー)
浅草キッド 玉袋筋太郎
ジェーン・スー
堀井美香 (TBSアナウンサー)

 

開始10分前から陣取って、シュウマンと公開生放送を楽しんだ。

ジェーンスーの回転の速さ、堀井美香のバブリーでちょっとアタマ悪そうキャラでふわっとした感じ。

とても好きだ。

その日の放送内容はシュウマン向きだったようで、シュウマンも終始楽しそうに聞いていた。

二組に分かれて選曲合戦を行うのだが、女性チームが選んだピンクレディーの『UFO』をスーと堀井が振り付きで踊りまくるのが、シュウマンのツボだった様子。

そう、

奥さんが普段やっているやつだから。

 

そんなこんなで、色んな企業のアメニティグッズを貰ったり、港区の防災バックや非常食、ワイワイと楽しんだ一日でした。

来年も行くべし!!

その後の来場者報告を見て納得の人混みでした。

 

2016年:7万1000人

2017年:9万4000人

 

ちなみにTBSラジオってかなりゆるくて、放送内容も今時の民放にしては遊びが効いているのです。

私の好きな「金曜たまむすび」を略すると……。

そうです。

 

「キン〇マ」

 

放送内でもこの略は使用されています。
抑揚をつけてゴマかしておりますが……。

 

おしまい